ななみのあれこれ

思いついたことをあれこれ書きます。

見取り図さんに救われた私が初めて単独ライブに行った話

単独ライブ最高だったので思いの丈を綴ります。

 

見取り図さんを知ったのは2020年M-1決勝。たまたま子どもが早く寝て、たまたまTVつけたらM-1やってた。M-1があることもすっかり忘れてた。なんとなく見てて「私は見取り図っていう人が面白かったなぁ」と思ったのを覚えている。

 

それから秋頃になって、私は育児とコロナ禍で疲れきってTVを付けられなくなった。いつも子どもが寝た後にTVを見ていたけど、付けることさえしんどくて毎日ぼーっと夜を過ごしていた。

たまーーーに元気な時にタブレットYouTubeは見れた。特にお気に入りのチャンネルもなかったから、おすすめにでてきた動画を適当に選んでなんとなーく見てまた適当に動画を選んでの繰り返し。

その時、なぜか見取り図さんのYouTubeがおすすめに出てきた。どの動画だったか忘れたけどサムネを見て「あ、M-1で面白かった人だ〜」と気づいた。でも見たことないチャンネルを見るのはしんどくてスルーした。

その後もずっとおすすめにでてくる見取り図ディスカバリーチャンネル、通称MDC。……気になる。初めておすすめに出てきてから約3週間、私は根負けしてMDCをタップした。

……面白い!!

なんかめちゃくちゃ面白かった。お笑いも久しぶりに見た。それから何本か動画見て、ネタの動画も見た。子どもがお昼寝した隙や時間がある時に過去動画を見ていった。気がついたら毎日見ていた。年が明けて2021年になってもMDCは欠かさず見ていた。いつの間にか出演するTV番組もチェックするようになっていた。

これが春頃だったと思う。私は知らぬ間にTVが見られるようになっていた。

 

見取り図のお二人は事あるごとに劇場に来て欲しいと言っていた。そういえば、関西に住んでいながら漫才見に行ったことないかも……?

バンドのライブとかアイドルのコンサートには足繁く通っていたけれど、お笑い系は武将様のイベントしか行ったことなかったし、NGKも難波に飲みに行った時に前を通るだけだった。

よし!1番下の子が幼稚園入ったら劇場行くぞ〜!と心に決めた矢先、見取り図さんは漫才劇場卒業と東京進出を発表した。

あーーーーやっぱり推しは推せる時に推せやん、子連れでも頑張って劇場行けば良かったやん!!!!!めちゃくちゃ後悔した。

 

決意は胸の奥底に仕舞って、またお茶の間ファンに戻った。これが2022年の春。私は熱しやすく冷めやすいタイプだけど、見取り図さんは飽きない魅力があった。

バンドとかアイドルって活動の波があるけど、芸人さんって常に何かの媒体に出てる。そのおかげで毎日楽しかった。あんなに毎日疲れきって楽しくなかったのが嘘みたいだ。

 

そして2023年、単独ツアーが発表された。今回は何がなんでも行きたかった。ポッセにも入って先行に申し込み、、、当選!!今年の運まだ残ってた…。

 

ついに単独当日、グッズ買うために早めに行ったのに既にめちゃくちゃ並んでた。こんなに並ぶんだ…お笑いライブ界隈未履修すぎて知らなかった。座席は2階席だったけど割と見やすかった。1階席の舞台近くだったら心がもたなかったと思う。始まる前、RIP SLYMEFUNKASTIC流れてテンション上がった。

 

暗転してついに始まる……Twitterにダイジェストムービー上がってたので言っちゃいますが、お二人は迫り上がって登場した。そういえばポルノグラフィティの初ライブも昭仁さん晴一さん迫り上がってきたなぁなんて思い出す。ブラックスーツに身を包んだお二人が、センターマイクの前に来て話し始める。あぁ、、、本物だ、、、TVで、MDCで見たまんまだ。

 

そこから漫才、コント、幕間V、、こんなに見せてもらって良いの!?と思うほど盛りだくさん。しかも、ツアー各会場で内容も違ったとか。あんなにお忙しいのにどこに新ネタ考える時間があるんだろう???

生で見る漫才、とにかく熱量がすごい。お茶の間で見ててももちろん面白いけど、こんなに全力で、、すごい、、めちゃくちゃかっこいい、、、、と終始圧倒されっぱなし。お二人が劇場に来て欲しいと言っていた理由がわかった。

 

見取り図さんはレギュラー番組もたくさんあって世間のイメージはTVの中の人気者なのかもしれない。でもこの単独ライブを見たらそんなイメージはすぐに覆ると思う。漫才コント全てのネタにちゃんと向き合って、舞台を1番大事にしている。たぶんそうだろうと思っていたけど、あの熱量で確信に変わった。

 

あの時、面白いと思った自分は間違ってなかったなぁ……。救われたなんて言うと大袈裟に聞こえるかもしれないけど、疲れて絶望していた毎日に楽しみが1つ増えたことでどれだけ救われたか。次はいつ劇場へ行けるかわからないけれど、見に行けるその日までお茶の間から応援しています。